小学校の運動会に行って思い出したこと

Web勇伝

2011年06月21日 03:27

2011年6月19日、小学校2年生の姪の運動会に行ってきました。
場所は日高町立富川小学校という学校です。


今回、僕が姪の学校のイベントに行くのは初めてのこと。
僕自身、自分の運動会以外で「観客」の立場として見るのも今回が初めての出来事です。

もうひとつ理由があって、去年の運動会で姪の徒競走の順位があまり良くなかったらしく、
子どもの頃、足が速い方だった(と思う)おじさんの僕としては、余計なお世話かもしれませんが「アドバイス」なんかしてあげようかなと思ったりしたわけです(笑)

運動会の前日には、グラウンドの観客席の場所取り抽選なる行事も体験させてもらいました。
いろいろ初の体験です。

僕が子どもの頃は、運動会の観客席の後ろ側に出店が出ていて、銀球鉄砲等のおもちゃ屋や食べ物なんかが売っていた記憶があったのですが、今はそういうのが無いんですね。当日焼き鳥とか買い食いしようと思っていたので、今の常識というものを改めて感じました(笑)。



↑まずは、開会式、校長先生の挨拶です。
僕が教わった担任の先生の中には、現役を退いた方々もたくさんいらっしゃいますが、何人かの先生は北海道のあちこちで校長先生や教頭先生として活躍している方もいらっしゃって、今頃こういうことをやっているんだろうなと想像しています。



来賓の方の挨拶です。
運動会へのコメントに「力」というテーマを強調していました。
このようなシャツをこのためにわざわざ自作してくれるなんて、いい人ですね。


ところで僕の小学校時代には、体育の時間等で使用していた紅白帽子といってリバーシブルな赤と白の帽子を使っていたのですが、この学校では青と黄色を使ってチーム分けしています。
いろいろ変化しているものなんですねー。

開会式の最後に、挑戦状合戦なるものが行われていました。
青、黄色それぞれ応援団長という生徒がいて、それぞれ挑戦状を読むんですね。
これ、僕の時代には無かったなぁ・・。




競技開始です。まずは各学年ごとの徒競走。男女入り乱れて走らせるんですね。
全員の走り方をこまめに見ていましたが、僕の時代と違いますね。
男子に勝つ女子もいたり、小さな子でもパワフルな走りをしていたりしていましたが、
ちょっと感心したのは、僕の時代によくあった「女の子走り」というものや、速く走るための腕の振り方が間違っている子が一人もいなかったことです。
先生の指導のおかげなのかも。
高学年の児童の走りは見ものでしたね。やはり競争する本能が高かった感じがします。



さて、ガンガン照り付ける日差しの中、競技が進みます。
午前中では黄色チームの点数がやや上回っています。



午後になると、またいろんな競技があってその中で注目だったのは、よさこいソーラン祭りっぽい踊りもやるんですね。
けっこう練習しているなというのがわかる内容で、なかなか良かったです(^^)。
そのまま札幌のよさこいソーラン祭りで踊っても好感度なほど本格的でしたよ。





ついに最後の競技、リレーです。
北海道日本ハムファイターズの稲葉選手から寄贈されたリレーのバトンを使っています。



リレーって僕にはいろんな思い出があるんですよね。
走っていない子は、クラスメートやチーム全員が一丸となって今走っている人を応援するわけですが、
走者としては大勢の人に注目され、応援される側になって自分の力以上を出す一年で数少ないチャンスなわけです。
僕の思い出では今でもあのときのクラスメートからの必死な応援の声をよく覚えています。
たぶん誰の記憶の中でも運動会で受けた応援の声はずっと覚えているんじゃないでしょうかね。
アンカーとしてチーム1位でバトンを受けたのに他のアンカーに抜かれてショックを受けた経験など、苦い思い出もあるのですが、どうしても思い出されて感情移入してしまうシーンです。
あの時はチームのテントに帰った後、厳しい視線を受けてさびしい思いをしたな・・・(^^;)



閉会式です。青、黄色チームそれぞれがんばりました。
最初は、姪の運動会の姿を見る軽い気持ちでここに来たわけですが(笑)
いつの間にか、姪だけでなくて、がんばっている児童の姿を見るのに注目が行ってました(^^;)

全然知らない走ってる子の顔の表情や走ってる躍動感あふれる身体の動きを見るのに興味がわいて、
全力プレーっていいなーと改めて感じます。


結果は、姪のいる青チームが午前の劣勢から逆転勝ちしましたが、黄色チームは応援の団結力がすごくてとってもよかったです。
全体的に手抜きしている生徒がいなくて、競技に集中している子が多かったですね。
あと感じたのは、僕の頃は、よく転んでいる生徒や競技でミスする子がいたものですが、ほとんどいなかったので驚きです。



運動会を見終わって「全力で走る」っていいなと感じました。
学生時代は、学校のイベントだったから、競技だったから全力で走る機会があったわけですが、
大人になってからは、車やちょっとした距離でも乗り物に乗ってしまうクセがついているせいか歯を食いしばって全力で走って目的地へ移動するなんてことあんまりないですよね。

僕は「走ること」が仕事ではないので、今は全力で走ったところで誰からも評価されることはなく、
せいぜい乗り物に乗り遅れそうなときにかろうじて走るくらい。

大人になってその機会が無くなったからこそ、たまには全力で走って誰かと競って賞状とか取ってみたいものですね。
昔のように足が速くなったら、そのうち「何か」に使えるかもしれないので衰えた足腰をちょっと鍛えなおそうかなと思いました(^^;)


余談ですけど、今回、何年かぶりにたった1日で「かなりの日焼け」をしました(笑)
いやに顔がひりひりするなと思って鏡をのぞいたら、酔っ払ってるのかと思われてもしかたがないほど顔が赤くなりました。
元々「今回は日焼けするチャンスだなー」と思って、帽子もかぶらず、建物などの日陰にも入らず、日光を1日浴びていましたがここまで日焼けするとは。

それから以前「ケンミンショー」という番組でやってましたけど、北海道の運動会では親戚が集まってジンギスカンやってる家庭もあるとか。
今回興味があったのですが、「本当でした(笑)」
テントをはって、キャンプのようにしてみているご家族の方もいたりして、
今は運動会ってこうやって楽しむんだなって勉強になりました。
お子さんがいない方でご自身で甥や姪のいる方は、こういうのを一度見に行くといろんなものを発見できて面白いもんですよ(^^)


自分の昔を思い出す、いい経験でした。いやー懐かしい思い出がどんどん復活した一日でした!

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